~~ 市民による地域精神保健 ~~ 

- 健康は権利 - (無断転載はお断りします) 中村佳世

市民精神医療 4 就労 Psychiatrie citoyenne 4

今回はいよいよ社会復帰。



経済的社会復帰


適応障害者とのパートナーシップ(職場生活適応センター)
Fâches-Thumesnilにある適応センター(CAVA)は、フランスの1901年アソシエーション法に基づき設立された障害者協会です。 経済活動を通じて社会的包括をめざします。その目的は、職業的に排除された人々(最低賃金の受給者、長期失業者)の雇用市場へのアクセスを促進することです。 CAE、補助金を利用した監督つきの労働契約の場が20か所あります。


医療とは次のようなパートナーシップでつながっています。
セクターの精神科医によって紹介されたユーザーのために、特別の設定が用意された訓練センターが15箇所にあります。目的は、職業上の能力(働き方のパターン、職業上の関係づくり、チームワークなど)を「再起動」することです。 CAVAセンターには直接紹介されることもあれば、Frontière$センターの治療ワークショップ(2006年に設立)の作業療法士による評価を受けてから紹介されることもあります。
これは、障害者に社会復帰のための職業訓練コースを提供するもので、個人のニーズに合わせたコースと、規定のコースがあります。次のような段階的なステップで構成されています。まずはトレーニングセンターで、個人の職業レベルを割り出し実務経験を通してそれを検証します。次にそこで見出された能力と必要性に応じて資格認定される高度な訓練を受けて保護された環境へ、あるいは大部分の人は通常の職業環境へと移ります。紹介はCAEや自治体、コミュニティまたはパートナーとなっている協会を通して行われます。


市内に統合された職業訓練所の確立
専門家委員会による3年間の研究の後、AMPSの枠組みの中でLezennesの自治体を中心とした実験的プロジェクトが作成されました。 このプロジェクトには利用者協会や家族協会の代表者、経済的インクルージョンの専門家による協会などが参加しています。
このプロジェクトは すべての障害のある労働者は「市内に統合」されていて、自治体、地域社会、およびパートナー協会の協力の元でワークセンターで職業上の活動をや行っています。 それは通常の環境で働くことはできない人に、ハンディキャップに対応した適応条件で場所を見つけることを可能にします。


仕事が治癒に
2006年に、この計画への新しいプロジェクトが追加されました:その目的は居住空間に家具を備えつけたり、委員会による提携アパートを改装して家具を備えつけたりするプロジェクトです。 それは自発的サービスとユーザーによるユーザーのための自助の原則に基づいています。支えるのはワークショップスーパーバイザー、作業療法士、芸術家たちです。このプロジェクトは現役で活動するグループの助けを借りて雇用に戻る始めの一歩です。


町の仕組みはここで一旦区切りになります。
次回は人のつながりや実際の援助の手際など。
そしてこれまでの歴史と将来の展望です。
といっても March 2014 の記事なので現在の様子も気になります。


原文をお読みになりたい方はこちらをどうぞ。
地域精神医療サービス、フランスリール市東地区の経験よりhttp://www.jmhhb.org/article.asp?issn=0971-8990;year=2014;volume=19;issue=1;spage=10;epage=18;aulast=Roelandt

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