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- あこがれのかの国のベールがはがされていく学びの日々 -

Michaud est raciste! でもそれ本当に discrimination?

フランスの法律と制度、その基礎を学びに一週間の予定でフランスに来ています。
講師はM2の学生、フランスではBac5。バカロレアの後4年分の単位を取得しています。


public - privé,   civil - penal - administration,   loi - moral,   などの対比を明確にしたあと、
la constitution各国憲法(国民の分身)が条約よりも優先することの重要性(EU後、現実にはなかなか難しいため時折修正)。日本の9条の適用範囲などは典型的な例。
そしてその階層と手続きなどを大まかに引き出していきます。

大枠を理解するのはそれほど難しくないのですが、詳細になるとちょっと厳しいしスピードが加速すると置いていかれます。


フランスの制度の特質をいくつか抽出してみます。


Ordre judiciaire
フランスの制度で特筆すべきは、
① Conseil Constitutonnel 憲法院。法律が憲法に違反していないかを審査する機関。
② Cour de cassation 破棄院。法の運用に間違いがないかを申し立てにより審査。


検察とは社会的安定を図るために、つまり国民の利益を代表して犯罪に立ち向かうために設けられました。なので、国民が選挙で選んだ党の長が指名する大臣の下に位置することになります。原理的には問題ないのですが、結果的に政治家が見逃されやすくなっているという実情。なのでサルコジさんも見逃してもらえたようです。


ちなみに医師法についても質問してみると、その制度的枠組は日本とあまり変わらないようでした。多分憲法も法律も、運用にあたりうるさくチェックする国民がいるかどうか、その辺が異なる結果を生むように思います。
このところの問題点としては、法律を守るエリートと一般国民との間の感覚の乖離が顕著なこと、そのため法律が実体に即していないことだとTutorさんはおっしゃっていました。


クラスはミニクラスでEU評議会で働くエストニアからの〇〇さんとふたり。フランス語歴は軽く10年以上でペラペラ。ブリュッセルは何か秘密めいているところがパリとはまた違った魅力で飽きないそうです。


フラランスの司法制度についてはこちらに詳しく載っています。
http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/pdfs/dai5gijiroku-2.pdf



併設の語学クラスも楽しく、いろいろとても個性的な質問が飛び交います。
クラスには、アイルランド、イギリス、中国、アメリカ、ポーランド、トルコ、ドイツ、スイス、日本(私)、イタリアが混在。イギリスは少し多くて元高校教師(retraite)の男性、石油会社勤務のイラク在住男性、上達するまでいるつもりという学生など。日本から見ているよりも彼らの距離は近いのは、日中韓が近いのと同じかしら?
というわけで、今日はもっぱらdiscriminationとracisteを真っ向から取り上げました。
教材はこちら。4:48からミショーの独白。


ミショーは自分はレイシストだと断言。アラブの移民は子だくさんで補助金をもらって大きな家に住んでるのに働かない。なのに、自分は住むところがないからお兄さんのところに厄介になっている。移民はズルイ、だから自分はアラブがキライ! 
でも実はミショーの親がわりになってくれているのはアラブ人の女性。
自分の知ってるアラブ人は別だと思っています。


イギリスでBrexitを指示したのは、実際には移民に接する機会のほとんどない地方の人たちだったそうです。


もうひとつ、ある短編が紹介されました。
ある裕福な白人家庭の子女のもとに素敵なラブレターが届きます。
おしゃれをして指定のカフェで待っていると浅黒い男性がブーケをもってやってきます。
彼女はよくある花売りかと断りますが、男性はいいんですよ、とやや緊張して微笑む。
彼女はとっさに事態を理解するけど、あら、心配しないで。と断ります。
男性はブーケをテーブルに置いて立ち去り、彼女は自分と向き合ったまま残されます。


心の底にある気づかないracisme。
その後、「この写真みて、〇〇と思うでしょう?でも実は彼女ね、brabrabraという練習」
表現をあげておきます。
Vous voyez ...        alors que ...
Vous imaginez ...   mais ...
Vous pensez ...      pourtant...
Vous croyez ...       néanmoins ...
Vous supputez ...   au contraire ...
Vous subodorez ... à l'opposé ...


さて、racismeの後に取り上げられたのがあの悪名高き法律。


公共の場での宗教的スカーフの着用禁止令。
フランスでは様々な宗教が混在するため、衝突や勧誘回避のために公共の場で宗教シンボル的なものを身につけることは禁止。laichite ライシテ、宗教的中立の立場のことです。


例外的に、健康上の理由、職業上の理由、着用義務のあるヘルメット、カーニバルなどの伝統行事、帽子やサングラスなど顔全体を覆わないものは認める。


ここで、質問がでました。
あの、アジアの人たちが顔を覆っているもの、あれはかまわないの? 
ああ、あれは健康上の理由だからいいんだよ。
アハ、マスクのこと? クスッ!
さらにややこしくしているのは公的な場以外ではOKなので、私の通う私立の語学学校にはいつも着用で来ている子がいます。


罰金
ちなみに自分の意志で着用していた場合は150ユーロ。
他人に強いた場合は30000ユーロ。


テロだ、デモだでこのところオーバーワークのpoliciersたち、Casseursの取り締まりで自分の身まで守らなければいけないのにこんなものまで取り締まっていられるか!!?
ということらしいです。
ここまでくると何か人間のおかしさがおなかをくすぐるようです。
(もうひとつ変な法律に、各家の軒先に馬ののみ水を用意するため池をつくれ。というのがあるそうですが、運用の終わった法律なのに誰も困らないから消されていないとか。)


最後に、先日Policierに暴行されたTheoが回復し思いのほか早く退院、FB上でみんなに心配してくださってありがとうとメッセージを送りました。これからは自分たちのような子供たちを助けるために自分のassociationをつくると表明しています。

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