~~ 市民による地域精神保健 ~~ 

- 健康は権利 - (無断転載はお断りします) 中村佳世

La terre abandonnée Gilles Laurent 捨てられた地

今朝NHKニュースで紹介されていたこの映画、この夏、マルセイユ映画祭で上映されたものだそうです。この映画を撮った監督のジル・ローランさんは、長く日本に住んでいましたが、ベルギーで起きたテロ事件に巻き込まれて亡くなられたのだそうです。

「捨てられた土地」と題するこの映画は福島の現実をまっすぐにとらえたドキュメンタリー作品。この映画を完成させ上映したいという仲間の熱意に支えられて実現した映画祭での上映。この映画を観た人たちの感動と、残された妻子の生きる姿に励まされました。

※こちらは奥様のブログより
マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭にて Marseille International Film Festival 2016/07/16~17 - 故ジル・ローランを偲んで



さて、先日、NHK 解説スタジアムでは原子力政策について取り上げていました。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/stadium/
原子力の専門家こそ出席されていなかったものの、もんじゅ、プルトニウム、取扱い体制、監視体制、研究成果などにも言及され、その問題点と将来について真剣に語り合い、詳細に伝える番組でした。
私たちの将来、子どもたちに残す課題はとても大きいので問題意識をもてる今こそ、勇気を出してこの課題と正面から向き合わなければならないと思いました。
厳しい現実ですが、人の幸せの重み、人の命の重みに差をつけてはならない、les gens abandonnéesはもっと見過ごすことができない問題です。


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