~~ 市民による地域精神保健 ~~ 

- 健康は権利 - (無断転載はお断りします) 中村佳世

2024年1月のブログ記事

  • 人権侵害の可能性 : 訪問支援員の制度化ー医療保護入院の場合

    【訪問支援員制度】 〜医療保護入院に制度化し、適用される場合〜 精神医療審査会が機能しない現状の法制度の下で、各人権センターが行なう訪問支援は素晴らしい次善の策です。 訪問活動により透明性が増し、処遇が改善されてきました。それが純粋に仲間を助けたい気持ちからであったことが情熱を持続させ、活動の継続... 続きをみる

  • 滝山病院事件から考える医療制度

    医療制度がある意志、遺族として放っておくことのできない問題です。 滝山病院事件 〜相原弁護士のお話から考えたこと〜 都の指導があり、院長が依頼した第三者委員会(院内調査委員会)が、調査報告書をまとめました。改善すべき点も書かれていますが、元凶となった疑いのある院長に関する言及がなく、この事件の発見... 続きをみる

  • 当事者運動から生まれた地域精神保健~ニュージーランド

    【軸となる概念、リカバリー】 WHO協力センターのあるリール市の地域精神保健は、当事者運動から生まれたリカバリーを軸に展開してきました。モバイルチームの拠点にはリカバリー憲章が貼られています。 リカバリー憲章:地域精神保健のチームを結ぶ - ~~ 市民による地域精神保健 ~~  改革の中心に立った... 続きをみる

  • セルフアドボケイトの試み

    セルフアドボケイトの試み 市民の基本的人権と地域共生 ~セルフアドボケイトと市民の意見~ 序 地域共生に向けた変革  〜 ベルギー 〜  民間の精神科病院が85%というベルギーでは、保健省の真摯な努力により『生活と活動の場でのケアと共生』への制度改革が進み、多くの利用者が自分の場所で療養しながら自... 続きをみる

  • 寄稿 セルフアドボケイトの試み

    市民の基本的人権と地域共生 ~セルフアドボケイトと市民の意見~                序に代えて コロナ禍を含む4年間、フランスに於ける地域精神保健の現場で学んできました。その際、資料探しから文字起こし、論文校正等の過程で多くの人に助けられました。中でも日仏両方の文化を背景に持つ清水アドリ... 続きをみる