~~ 市民による地域精神保健 ~~ 

- 健康は権利 - (無断転載はお断りします) 中村佳世

当事者運動から生まれた地域精神保健~ニュージーランド

【軸となる概念、リカバリー】
WHO協力センターのあるリール市の地域精神保健は、当事者運動から生まれたリカバリーを軸に展開してきました。モバイルチームの拠点にはリカバリー憲章が貼られています。

リカバリー憲章:地域精神保健のチームを結ぶ - ~~ 市民による地域精神保健 ~~ 

改革の中心に立ったのは精神科医のジャン・リュック・ローランさん。これに感銘を受けて始まり、発展したのがベルギーの改革です。



【当事者運動から、政策へ】
ニュージーランドの地域精神保健も、当事者運動から創る起されたリカバリーを軸として、当事者自身が中心となって組み立てたもの。こちらは改革の中心となったのは当事者自身で、政治的な改革にまで発展しました。


M.オヘイガン(Mary OʼHagan)
精神疾患を患った経験から「当事者運動」を始めます。
1990年、「精神科サバイバー・ネットワーク」立ち上げました。
1998年にはNZ政府の精神保健委員会(Mental Health Commission:MHC)の初代委員になります。
1998年、精神保健委員会(MHC)より「ブループリント」が発表されます。
委員を務めていたオヘイガンはリカバリーの概念を全てのサービスの基盤と考え、ブループリント(青写真、設計図)を作りました。
2001年には地域支援ワーカーという国家資格ができました。

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